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研究成果

クマザサ含有成分によるHCMVウイルスの増殖抑制

日本保健代替医療学会誌 題7巻 題一号 2010年3月

【原著】
クマザサ含有成分によるヒトサイトメガロウイルスの増殖抑制効果
Anti-Human Cytomegalovirus Activity of Chemical Consitutents from Kumazasa Hot Water Extract
北陸大学薬学部生体防御薬学教室:村山次哉、阿久津和彦、山田理恵、華長暁、定成秀貴、松原京子
鳳凰堂:土田裕三
岐阜大学生命科学総合研究支援センター:渡邉邦友
岐阜大学工学部機能材料工学科材料創成工学講座:二ノ宮真之、纐纈守

【要旨】
現在我々は、代替医療薬を中心に抗HCMV薬の探索を行っており、防腐作用(抗菌作用)を含む種々の生理活性をもつクマザサに着目し、その熱水抽出液に抗HCMV作用があることを明らかにしてきた。今回、クマザサ熱水抽出液の成分の一部が分離・精製・同定され、その中のひとつであるtricinがウイルス粒子産生にもっとも高い抑制効果を示すことがわかった。また、その抑制効果は、クマザサ抽出液同様のウイルス感染後の処理だけでなく、感染前処理した場合にも見られることがわかった。さらにリアルタイムRT-PCR法および、ウエスタンブロット法による解析の結果、tricinがウイルスの複製・増殖に重要なmajor immediate early(IE)遺伝子の発現を抑制することがわかり、tricinが現在使用されているGCVとは異なる作用機序により抗HCMV効果を持つことが示され、新たな治療薬としての可能性が示唆された。

緑膿菌多剤耐性株~クマザサエキス(TWEBS)の感受性分布

第四回高品位介護シンポジウム(平成26年11月28日)
クマザサエキスの褥瘡予防への介護現場における応用に向けて
大野 章(東邦大学医学部微生物・感染症学講座)
薄井 貢(日本統合医療製薬株式会社 新素材研究所)
真野 容子(文京学院大学保険医療技術学部臨床検査学科微生物学講座)

【要旨】
緑膿菌はグラム陰性の細菌ですが、様々な抗菌薬に対する耐性化が社会問題になっている細菌の一つです。実験の結果、クマザサエキス(TWEBS)が耐性になってしまった緑膿菌に対しても、耐性になっていない緑膿菌と同じように抗菌力を発揮していることが分かりました。

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